WHO ARE YOU ?!
「とある方」から上記のような絵を託されました。恐らく「その方」をご存知のない方は ほとんどいらっしゃらないと思います。「その方」が「どなた」であるかの告知を弊社は 最後まで行わないかも知れません。しかしながら、弊社がその告知を行わなくとも、「その方」が 「誰か」を皆様の中で知ることになる方も少なくないでしょう。
このページは徐々に進化(少々大げさな表現でございます点、ご了承下さいませ)致します。 その進化の過程で「その方」が「誰か」を発見された方は、ご自身でほくそえむことを お勧め申し上げます。(2003.3.17.)
さて、「その方」からお預かりした絵をもとにラフ・デッサンを仕上げました。ご覧頂きましたところ 大層お気に召して頂き、製作を開始しております。
素材はAはピンク・ゴールドをマットなつや消しに、そしてその箇所にプリンセスカットのダイヤモンド、 その両サイドには同じくプリンセスカットのルビー。Bは光沢仕上げのK18イエローゴールド。そしてCは 光沢のプラチナを使用。今から出来あがりが楽しみです。(2003.4.2.)
「牙」と「歯茎」のそれぞれのパートの概型が完成いたしました。ご本人より「リアルに」とのご要望が ございました。実際「牙」には筋が入っております。筋を施し、光沢加工に移行するか、筋を除去し光沢 を与えるかが非常に微妙な選択となります。何分、お忙しい方なので、なかなかコンタクトを取ることが 出来ません。「ご本人様」、このページをご覧頂きましたらいずれをご採択頂くかに関しまして、ご一報 頂けましたら幸いに存じます。(2003.4.18.)
ようやく「ご本人様」とコンタクトを取ることが出来ました。最後にお会いしてから実に1ヶ月近く 経過致しております。上記写真の状態で加工作業が中断しておりましたが、次の作業に進むことが 可能となりました。「ご本人様」からのプラチナの「牙」の部分には「筋を入れて欲しい」との ご指定により、最終段階に移行することとなりました。納品は6月初旬を予定しております。完成品が その姿を現す日が近付いてまいりました。(2003.5.14.)
ようやく作品が完成致しました。構想から製作、完成までに実に3ヶ月間を費やしました。その仕上がりに 弊社スタッフも満足するとともに、「ご本人様」もご納得の一品となることでしょう。しかしながら、 ここからもうひとつの「やま」を越える必要がございます。「ご本人様」は非常にお忙しく、日々 過酷なスケジュールをこなしていらっしゃいます。従いまして、アポイントを取りつけることも ままならない状況でございます。「ご本人様」、このページをご覧頂きましたら、弊社にご一報 頂けましたら誠に幸いに存じます。 ※掲載画像は原寸です。(「ご本人」装着用は左上の画像のものとなります)(2003.6.12.)
原寸となると「かなり大柄な方が身に付けるのでは?」という予測もできます。さて、現時点で 「その方」が「どなた」であるかがお分かりになった方もおいででしょうか?
ようやく、「ご本人様」に上記作品をお渡しするに至りました。上記のペンダント・トップを200g のプラチナのネックレスに通した「壮絶?」な状態での納品となりました。「ご本人様」からは「非常に 素晴らしい仕上がりで、大変満足している」とのお言葉を頂き、早速その場で身に付けていらっしゃいました。 実は、納品当日、「ご本人様」はいつものごとく非常にご多忙で、お仕事の合間に納品のお時間を割いて頂きました。 従いまして周辺に数多くの関係者がおいでの、特殊な環境下での納品となりました。 その折、「ご本人様」は「わたしはこれを身につけて SUISHOをどんどん宣伝するんだ」と発言致しました。すると、そのやり取りに聞き耳を立てていたと 思われる関係者のお一人が歩み寄ってきました。「彼を広告塔として考えておいでですか?契約等は どのようになっていますか?」と、ご質問をされました。「ご本人様」のその発言が、商品が非常に ご満足の頂けるもので、それに対する賛辞のお言葉と解釈しておりましたわたしたちは、俄かにその関係者 の方が仰る意味を解することが出来ませんでした。
(なるほど、今をときめく「その方」を宣伝広告手段として活用したいという企業も数多くあろう。 弊社をそのように解釈されたのだろう)と、考え、「いやいや、弊社はあくまで、個人的にご注文 を頂戴し、ご満足頂ける商品を製作すべく努力を重ねて、それを本日お渡しに参っただけであり、 宣伝広告の媒体として「その方」を使わせて頂きたい、というような意向は全くございません。 そして、当然のことではございますが、弊社と致しましては、この作品を作り上げるのに、労力と スキルを投入した結果としての対価ももちろん本日頂戴するつもりでございます。」との弊社からの コメントに安堵したご様子でございました。
今後も「その方」のご活躍を陰ながら応援したいと考えております。
最後に「その方」が本気なのか否か判断が付きかねることを仰っておられました。「わたしは近々 豹をペットとして飼いたいと考えている。そのペットと、このペンダントを共有したい」
「豹ならばブラック・パンサーが良いと思いますよ。黒地のバックにプラチナやゴールドの光沢が 映えますよ」と返しますと、「ご本人様」は大きく頷き「そうだね。参考にさせてもらうよ」と。 (2003.6.30 了)